投資で3000日後に1億円

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明和産業

最近、けた違いの増配により3日連続でストップ高となった明和産業。その株取引で得られた知見について。

 

・以下のような人たちが一定数いる

 配当の年率で株価を予想する、という知識はあるが、

 過去の配当の履歴を確認している気配がないし、

 過去の同様の増配時の値動きを確認していない。

 過去の値動きを見れば、市場の平均的な配当の年率だけをあてにして株価を予想できないことがわかる。過去には、年率8%くらいがピークで、それ以上の株価とはならなかった。

 投資の雑誌やWEB記事では、配当のランキングをよく見かけるが、それを参考にするひとは多いと思われる。中にはその情報だけで買う人もいるだろう。ランキングの発表タイミングを見込んで、株を仕込んでおけば利益を得られるかもしれない。

 

・プライム市場の基準を満たすために増配などを行う可能性がある

www.nikkei.com

 上記の記事によると、東証1部、2部、マザーズジャスダックの4つの市場を、プライム、スタンダード、グロースの3つに2022年4月に再編するとのこと。上場維持基準として、時価総額など4つの項目がある。明和産業時価総額が未達。増配により株価をあげることで時価総額の基準を満たそうとしている。

 ほかの企業でも同様の施策を行う可能性がある。ただ、複数の上場基準を満たす企業が、市場を選択する申請期間が2021年9月から開始とのことなので、すでに施策は開示済みか。上記の記事にいろいろ書いてあるので読んでみる。

 

ストップ高の状態だと、株取引は比例配分で行われる。

 超人気状態になるので、買おうと思っても買えず、抽選に近い状態になる。証券会社によって、そのルールが異なるため、有利な取引ができる口座を選ぶなどする必要がある。こういう取引を狙うつもりなら、事前にそのような情報を調べて、有利な口座を開設しておいたほうがよい。